おはようございます、DECO-TEです。
10月は久しぶりにペイントレッスンを行いました。以前彩工房さん主催で行ったセミナーを聴きにきてくださり、それから1年近くペイントレッスンで日程があう日を待っていてくださったようです。ありがたい!!!
そして今回はなんと、親子で参加して頂きました!頼りになるお兄ちゃんにも講習をうけてもらえば、おうちでのペイントで貴重な戦力になるはずです!
Yさんは、なんとご自宅で「DIYの集い」をされている方らしく、私なんかよりずっと多様なDIYに挑戦されているようです。すぐ体が動く方なんだと思います。もう、尊敬しかありません…。
息子さんもまよいなく、ちゃっちゃか塗ってくれました。お二人とも養生がとても上手で、はがした後はぴしっと線が出ていました!
そんなこんなであいかわらず代わり映えのない我が家ですが、奥の壁が塗れました♪周囲を暗くしたことで、大好きな外の風景のフレーム感が増しています。
おふたりの優しげな、ほんわかした空気感と、秋晴れのぽかぽか陽気で、ものすごーくのんびりしたレッスンになりました。よかったのか!?Yさんならすぐにご自宅でペイントパーティーができそうです。遠くまでお越しいただき、ありがとうございました!
京都市に住む女性から、寝室とリビングのインテリアコーディネートをご依頼いただきました。
BEFORE:せっかくの広いお部屋に見せ場がありませんでした
二間続きのお部屋でしたが一部屋でも十分な広さで、一室はほぼ使われてない様な状態でした。家具は同じテイストでそろえられていましたが、好みが変わってきているのと、見せたい場所がはっきりしないために視線が定まりません。
ご要望は…
- 寝室は『ゴシップガール』のブレアのお部屋のような、ブルーの壁
- 今お持ちのベッドの他、ドレッサーや大きな鏡がほしい。
- リビングにはシェーンボーデンのアートを飾り、それにあうイメージにしてほしい
- ソファは革張り、センターテーブルはアンティーク風のトランクを置きたい
ご予算もはっきりとイメージできない、とのことだったので、まずはたたき台で全体のイメージと予算を共有させていただき、納期のかかるもの(ソファとカーテン)から決めていくことにしました。
AFTER:大人版ブレアの寝室ができあがりました
ブルーとホワイトに統一された、美しい寝室
寝室はブルーの壁を主役に、クラシックエレガントといった雰囲気で仕上げました。ブルーを際立たせるために使う色味を徹底的にしぼり、濃い色(黒や焦げ茶)でひきしめることで大人の女性らしさが感じられるお部屋になりました。
1960年代のアンティークシャンデリア
瀟洒なクリスタルシャンデリア、メタリックな糸を織り込んだレースカーテンなど、色のない中でも光をとりこむ素材を多く使うことで、日中の表情も美しい寝室を心がけました。
逆側から見たところ
さまざまなデザインのランプを置きました
もちろん夜もきれいです。メインシャンデリア、ベースのダウンライト、ベッドサイドランプ、ドレッサーのクリスタルテーブルランプと5種類の照明をつかうことで、とても立体的なお部屋に仕上がりました。
AFTER:リビングの主役はもちろん!
アートが主役のリビング、ロックとファッションがテーマです
はい、シェーンボーデンのアートが主役です。部屋づくりの途中で絵を購入され、それ以降はかかっている『VOGUE』の色使いやモチーフをばりばり意識してつくっていきました。
ソファとトランクのイメージは決まっていたので、その他のセレクトで「男っぽく」なりすぎないよう気をつけています。
またお部屋に入った時の見え方を考慮し、家具の配置をすこし変えました。疲れて家に帰ってきて最初に目にするのはテレビではなく、やはり自分が大好きなものであるべきです。
主役級のシャンデリアが、華やかさを出してくれています
以前(BEFORE写真参照)はカーテンを背にテレビが置かれていましたが、お部屋の反対側(入口側)へ移動。こんなちょっとした配置換えで、お部屋の見せ場をしっかりとつくりこむことができます。
クリスチャン・フィッシュバッハのベルベットカーテン
無地ですが、抜群の存在感と癒しを与えてくれるファブリック。肌触りがそれはそれは気持ちよく、意味なく触る人続出です(笑)シルクのような肌触りの白いレースをあわせることで、とてもさっぱりした高級感がでています。私の中でのイメージは、高級感があるんだけどデニムともあうカジュアルさ、それがマスタード色なんです。なんでデニムかって?だってほら、ロックだから。
ドラマティックなお部屋づくり
毎度思うのですが、やっぱりお部屋ってこんなにも個性がだせるんだと実感させられました。私はあまりファッションは詳しくありませんが、以前からびびっときた雑誌の切り抜き等は捨てずに残しています。今回お客様に最初にお会いした時から、提案書にコラージュしたいのはそうして集めたファッション雑誌の切り抜きばかり。またカーテンも「ファッション性が高い」といわれるChristian fishbacher。自然にというか、当然の結果というか、お客様が大好きな世界ができあがっていました。
ご要望のスタートもドラマ「ゴシップガール」でしたが、できたものもドラマティック!ちゃんとお客様が主役のお部屋になりました。
女性はいつでもドラマみたいにどきどき、わくわくしたいし、自分よりちょっと上の憧れの自分をみていたいですよね。今回のお部屋をお客様と一緒につくりながら、いつしか私の中での部屋づくりのテーマがはっきりとしたように感じます。
今回も素敵な出会いから、オンリーワンのお部屋ができあがりました。Tさま、ありがとうございました!
写真撮影:沼田俊之 ペイント:ROOMBLOOM
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『ゴシップガール』ブレアのお部屋の作り方
京都のインテリアデザイン事務所DECO-TEは、工事をほとんどせずにお部屋のイメージをガラッと変えたいというご依頼を多くいただきます。長く住んでいる家の場合、特に不便はないけれど模様替えだけでは物足りない、という方が多いのではないでしょうか。
今回はそんな「リフォーム未満、模様替え以上」の施工例の中から、「ROOM no.22【京都】ロックなリビングとクラシックエレガントな青の寝室」納品日のある一日をご紹介します。DECO-TEが得意にしている、設定したテーマに沿ってお部屋の世界観を作りあげる手法がうまく作用したお部屋、ちょっとしたことでお部屋が変化していく様子をぜひ御覧ください。
今回のお宅は…
事前に、既存のビニルクロスの上に水性塗料をペイントしました
お客様は京都市の女性、ご自宅のリビングと寝室をイメージチェンジしたいとご依頼いただきました。納品日までにお部屋の壁と天井を既存のビニルクロスの上から塗装しています。面積が広く、お客様と二人で仕上げるには時間が足りずプロにお願いしましたが、使ったのは私も自宅で使っているDIY用の水性塗料です。
AM9:00 電気屋さんがシャンデリアを取り付けに
重いシャンデリアを支えるために、天井に穴を開けて下地を補強
朝一番にお願いしたのは電気屋さん。
通常照明は天井に引っ掛けシーリングなどがついているので、電気工事なしで交換できます。ただ今回は少し大きなシャンデリアを選んだため、重さを支えるための下地処理が必要でした。
メダリオンというのは、ヨーロッパでよく見かける天井照明の装飾材です。日本でも通販でさまざまなデザインのものが簡単に手が入ります。
ポリウレタン製のメダリオンこのままでもいいような気もしますが、塗装をした方がよごれもつきにくくおすすめです。でこぼこしているのでスプレーで塗装するのが一番!と教えてくれたのは先日の塗装屋さん。あっという間に塗れました。
AM10:00 カーペットは200枚!
で、わたしはというとおなじみ(「東リファブリックフロア」限定)カーペット職人です。わんちゃんをとても大事にされていることもあり、(わんちゃんの)脚にやさしく、毛のお掃除がしやすく、さらに普通のタイルカーペットとは違うふかふかもこもこの高級感あるソワレ・スクエアが最近のおすすめ。「やってみたい!」というお客様のお言葉に甘えて一日一緒に作業してきました。
お客様とDIYでカーペット張り
ただわたしも200枚ははじめて、作業時間の見通しもたたないし、お客様をフルに働かせてしまってはたしてこれでよかったのか、プロに頼むべきだったのでは、と悩みながらの一日でした…。お客様は「大変だったけど、意外に好きな作業でした」といってくださったし、6時半までかかりましたがその日のうちに終ったので本当にほっとしました。
PM14:00 京都の輸入カーテン「FABRICA」さん到着
待ちに待ったカーテン!
午後から来てくれたのはおなじみ京都のFABRICAさん。
今回リビングにはChristian fishbacher(クリスチャン・フィッシュバッハ)というスイスのファブリックメーカーのものを使いました。ものによってイタリアの工場でつくられている生地は注文するのが夏だったこともあり、なんと!サマーホリデーに入ると2ヶ月以上工場が稼働しないなんていわれました。イタリアどんだけ休むねんっ!!!と関西弁で突っ込みたくなりましたが、今回選んだ生地はタイに在庫があったそうで、無事この日に間に合いました。タイの人ありがとう(笑)
PM16:00 家具搬入スタート
家具の納品風景
4時頃から、それはそれはすばらしい家具たちがぞくぞくと到着しました。家具を置く場所にはカーペットを早めに敷いておきました。
大きい家具はお部屋が2階だったので送料はかさみますが設置までお願いします。筋肉もりもりの男性陣が出たり入ったりして、大型の家具を丁寧に運び入れてくれました。
PM18:30 納品完了!
そして夕方6時半、すべてのカーペットをはり終わり、家具を納品し、お部屋は完成しました。
リビングの出発点になったのはカリフォルニアを拠点に活動するアーティスト、シェーン・ボーデンのアートです。ファッション性が高く、使われているモチーフにロック・テイストを強く感じたので、全体をロックやファッションをテーマにまとめていきました。
ただ女性の部屋でしたので男くさくなりすぎないよう、優美なシャンデリアをつかったり、とてもはだざわりのやわらかいビロードのカーテンや、シルクを思わせるテロンとしたレースで柔らかさをだしています。
一方寝室はゴシップガールのブレアの寝室のような、女性らしいクラシックエレガントです。大人の女性のお部屋なのであまり甘くなりすぎないよう黒やマホガニーの家具で引き締めてます。こちらのファブリック類は逆にやわらかくならないよう気をつけました。
出来上がったお部屋はこちら!
リビングルームからベッドルームを見る
ROOM no.22 【京都】ロックなリビングとクラシックエレガントな青の寝室
おはようございます!
昨日警察署に「古物商取引申請書」を提出してきました!これで名実ともに、インテリアショップオーナー┌|≧∇≦|┘ DECO-TEです。審査に40日かかるそうで、それまでにもう少しお店としての体裁を整えていきます♪
さて、今日は昨日に引き続き京都市のお部屋づくりリポート〜塗装編〜です。
以前の記事「ブレアのお部屋の色選び、あわせるカーテンのお話」でも書きましたが、面積が大きい時や天井を塗らなくてはいけない時はプロに頼むのがやっぱり便利です。手軽さや日数の目安がつく、というのが主な理由ですが、今回その仕事ぶりをじっくり拝見し、そのクオリティの違いにびっくりしました。
一応「DIYペイントレッスン」としてお金を頂いて教えてきましたが…いや、だからこそその違いをしっかりと学べてきたと思っております!
まず、養生のきれいさが違いました
養生とは、塗りたくない部分をテープやビニールシートで隠すこと。プロはこうした養生や段取り等、実際の作業の下地になる作業をとても大切にしています。実際塗る作業は一瞬で、作業自体もローラーをころころするだけですが、養生テープをはがした時にぴしっと線がでているとものすごーくきれいです。だから養生はとっても大切。
テープに空気が入っているとそこからペンキが入り込んでしまうので、私ははった跡に指がいたくなるほどテープをなぞるんですが、職人さんは専用の刷毛の様なものを手作りしてしっかりと手早く空気を抜いてました。
なんだかねー、カーテンレールとかエアコンとかすべてがきれーいに養生してありました。私の様な素人の場合、塗っているうちにべろべろはがれたりして、最後の方はお化け屋敷みたいになったりするんですが、最後の最後までぴしっと。着物の着付けは上手な人が着せると着崩れないとよくいわれますが、まさにそんな感じ!
塗装面もやっぱり違いました
そしていよいよ塗装。 ROOMBLOOMの塗料は素人が塗りやすいようにできているので、表面の仕上がりはそんなに変わらないと思ってましたが、やっぱり違いました…。 まず道具が違う! 今回の職人さんは(きっと)職人のなかでもむっちゃこだわる方で、わざわざROOMBLOOM用にローラースポンジを特注してました!やっぱり一流は道具にこだわるんですねー。 で、そのこだわりのローラーに長い柄をつけて上から下まで一気にスライド。こうすることでより継ぎ目なく、平滑に仕上がるんだそうです。ペンキは実際に塗ってみるとわかりますが、うすーい膜のようなものです。分厚く塗ってもきちんとかたまりますが、厳密にいえばやはり同じ厚み(分量)で塗られている方が表面は平滑に仕上がってるということになります。
そして完成!色もばっちり
そして塗れました!
寝室の壁は先日の記事で書いた「Internet Surfing」、リビングは「Classic Jazz」という名のグレーを選びました。いい色でしょう?
写真はまだ1回塗りの状態です
天井はどちらも白なんですが、壁にあわせて白のニュアンスを変えているのが私のこだわりポイント♡
ブルーにあわせる白はさわやかさとクラシックな家具にあうやわらかい感じがほしかったので「marshmallow」、リビングの天井は全体のトーンを落ち着かせるためにベージュに近い「Confidence」という色を選びました。
「Confidence」を開けたとき、「白って聞いてたんだけど…」と塗装屋さんがちょっととまどうぐらい色がついてましたが、塗ってみたらこの通り!白い天井です。白がお部屋の雰囲気を暗くなりすぎずにしてくれました。
さあ、いよいよ完成にむけてラストスパートです!次回をお楽しみに♪
みなさま!京都市のお部屋が完成いたしました!!!あまりに素敵すぎて、まだ興奮が冷めませんっ。
今回のお部屋は寝室とリビングの2部屋、7月のはじめにお話をいただき、9月末に無事完成しました。といっても実際のおへやづくりにかかった日数はほぼ2日!先々週の土曜日に天井と壁の塗装、先週の土曜日に床のカーペットDIYとカーテンレール取付け、夕方から家具の搬入。夕方6:30にすべて終了し、お引き渡ししてきました。
すぐにでもみなさんにおみせしたいんですが、時系列でいいたいこともあります!ここはぐぐっとこらえて、今日はお部屋づくりで結構問題になる取付強度のおはなし。
どんなものが重いのか?−壁編−
ヴィンテージの壁掛けミラー
お部屋に鏡を吊りたいというという人、結構います。部屋が明るくなるし、広く見えるし、便利だし。でもアンティークなど古い鏡になると厚みがあり、重さも相当なものになってきます。現代のもののように飛散防止フィルムもはっていないし、やはり落ちて割れたりするのはぜったいに避けたいところ。
飾り棚、絵や写真の額の取付けなど壁面に重たいものを取付けるときは、私もいつも慎重に考えます。加えて今回はお客様こだわりのアートがあり、それ自体はそんなに重いものではなかったのですが、万が一落ちた時の損害がこわい!素人判断で大丈夫とはぜったいいえません!
そのほかにカーテンも重たいものに入ります。生地だけでも結構重いですし、開け閉めで生地をひっぱるので、それなりの強度が必要です。窓の木枠に取付けるなら素人でもできますが、今回は豪華に、かつお部屋を広くみせるためにできるだけ壁にレールを取付ける予定でした。そのためちょっとした工夫が必要になりました。
どんなものが重いのか?−天井編−
最初にご提案させていただいたシャンデリア。こちらも重い!
天井に吊るすもので気をつけなくちゃいけないもの、これはなんといってもシャンデリアですね。ドラマティックインテリアには欠かせないアイテムですが、取付ける時にはきちんと重量を確認しましょう。
電気屋さんで売られている一般的なシーリングライトは、特にLEDになってからとても軽くなってます。3kg程度。
一方今回つけたシャンデリアは7.3kgでした。
電気屋さんに商品を見せたら「下地がどんな風に施工されているかわからない天井に吊るのはこわい。落ちてもなんの責任もとれません」ときっぱりと言われてしまいました。
というわけで、急遽吊り方を検討。こうした部分はネットの情報だけではなかなか解決できません。私も家具屋さんにきいたり、電気屋さんにきいたり、同業者仲間にきいたりしながら、ようやく納得できる方法で施工できました。
下地によってもちがいます
素人とはいえ、ようやく私も木造の下地なら多少重たいものを取付ける自信がでてきました。要は下地の場所をみつけて、そこにビスをうつ。あるいはそこまで重たくない額や飾り棚の場合は、下地をよけてボードアンカーをうちます。この辺はまた後日詳しく説明します。
ところが!!!せっかくできるようになったのに、今回の下地はコンクリートでした(泣)
コンクリートの場合は、素人どころかプロでもつけるのが大変。というのは通常ビニルクロスをはるためにコンクリートの表面にボードをはるんですが、ボードとコンクリートの間に隙間があるんです。これもくわしく話すと長くなるので、カッツアイ(割愛)!←分かる人には分かるかな?
というわけで今回は私にできることはまったくなし!鏡とアート、シャンデリアの取付を電気屋さんに、カーテンレールの取付をカーテン屋さんに2度にわけて来て頂きました。
で、どうしたかというと…
まずお願いしたのはカーテンレールを取付るための金物を前もって(壁を塗装する前に)、カーテン屋さんに取付けてもらいました。これは天井の下地(鋼製の下地)についています。今回の物件の場合、壁にカーテンレールをとりつけるのは無理だということでした。
さらに電気屋さんにも事前にきてもらいました。こちらは塗装前に天井に穴をあけて下地の状態を確認、照明を取付ける日までに必要な部材を準備してきてくれることになりました。
シャンデリア自体はコンクリートから吊るし、万が一コンクリートから抜け落ちた時に照明が落ちないように天井の下地にも支えをいれてくれました。二重、三重にぜったい安心と思える対策を練ってくれた電気屋さんに感謝!こうした信頼できる職人さんに支えられているからこそ、お客様に安心して納品できるんだと思っています。
そんな下準備を済ませて、ようやく塗装です。
塗装にも職人さんのこだわりが!ペイントレッスンで先生をやっている私ですが、やはりプロは違いました。それはまた次回!
おはようございます。(いよいよ)インテリアショップオーナーのDECO-TEです。
今週末は京都市でインテリアコーディネートをご依頼いただいたお客様の塗装作業になります。今回はプロによる塗装なので、安心+ラクチンです♪
ブレアのお部屋はなに色?
さて、今回もROOMBLOOMさんから塗料を選びました。以前の記事で書いたように、ブレアのお部屋で使われている塗料のメーカーと型番がわかったのでまずはそちらを取り寄せてみました。塗料はBenjamin Mooreの796“nova scotia blue”という色です。取り寄せてみると、思ったよりも明るくさわやかな色でした。
映画やドラマは照明によるのか、あるいはレンズを通すからか、実際よりも色が落ち着いて見えるようです。逆にいうと、カメラで撮った時に一番いいように作られているはずです.
左のおおきいサンプルがBenjamin Moore、右側が同じ系統のROOMBLOOMの色です。色を選ぶ時はできるだけ塗る予定の壁にサンプルをはり、自然光と照明と両方で色の具合を見てください。写真のように全然違うのがお分かりいただけると思います。結果、ROOMBLOOMの “Internet Surfing”という色を塗ってもらうことに決めました。“nova scotia blue”よりもちょっとくすみがあり、落ち着いたお部屋になります。
あわせるカーテンはもちろん!
ルーバンシアー(MANAS-TEX)
ピクシス(フジエ・テキスタイル)
はい、白を選びました。寝室の主役は壁のブルーなので、白のカーテンはその色を一番美しく見せてくれるはず。かつブレアのお部屋とは違い、ちょっと大人っぽい感じにしました。高校生じゃないからね。
ドレープはフジエテキスタイルのピクシス、レースはマナ・トレーディングのルーバンシアーという商品です。ピクシスは経糸と緯糸の色をかえたシャンブレーともいわれる生地で、玉虫色にみえます。今回選んだカーテンは表が白、裏がベージュなのでそんなに差はありませんが、普通の生地に比べ陰影がでて、またサテンのようなツヤ感もブレアのお部屋っぽいと思って提案しました。
ルーバンシアーもいいんですよ、とっても。あらめのレースに、銀の糸の縁飾りみたいなのがストライプ状についているんです。お隣のお部屋がロックテイストなので、クラシックなだけじゃない、ちょっといまっぽい雰囲気であわせてみました。
窓をどう見せたいかで、カーテンのスタイルが変わってきます
アモス(MANAS-TEX)
お客様の寝室にはふたつの腰窓があり、ひとつ目が先ほどのピクシス+ルーバンシアー、こちらのアモスはシェードスタイルで使用しました。ラグジュアリーな感じを出したいならたっぷりしたドレープ、(腰窓といえども)天井から床までのスタイルがきれいに見えます。
一方シェードスタイルにした方の窓はベッドの頭側にあり、できるだけ壁と一体化させてすっきりさせたいと考えました。
二つの窓のカーテンスタイルを変えることで、あくまでも正面のドレープが主役、もうひとつの窓は脇役です、ということをお伝えしています(誰に?)
と、いうわけでいよいよ今週末塗装!そして来週末はDECO-TEがお手伝いをしてカーペットをはってきます。もうカーペット(東リカーペット限定)職人です。
それではみなさん、ごきげんよう!
こんにちは、(仮)インテリアショップオーナーのDECO-TEです。
いつまでたっても(仮)のままかも、と自分でも思っておりましたが、みなさんのご期待にこたえるべく動き出しています。というのも、自分なりにやってみたいお店のイメージができあがったから!みなさんにもお役にたつはず、と自信がでてきました。
今日ははじめてお店に置く商品を買い付け!どきどきでしたが、いくつか気に入ったものが見つかりました。
オンリーワンのお部屋を、オンリーワンのインテリアショップで!
ご期待ください!
ごぶさたしております、京都インテリアショップの(名前だけ)オーナー、DECO-TEです。
毎日どんよりしたお天気で、頭も痛いです。あ、頭が痛いのは最近少女漫画を読みすぎて目が疲れてるからかな♡
海外ドラマみたいなお部屋をつくる家具はどこに売ってるの?
さて!
DECO-TEはいま本当に毎日かけずり回っています。そう、今取り組んでいるお部屋づくりのためです。私のブログをみてくださる人はやっぱり海外インテリアとか、海外ドラマや映画のインテリアが好きな人ばかりだと思いますが、よく聞かれるのが「こういう家具はどこに売ってるの?」ということ。いや、ほんと売ってないんです。だから大変。
めでたくインテリアテーマが決まると、さあそれを実現する家具をセレクトしましょうとなるわけですが、そこからしばらくは地獄の日々です。基本的には新しいものと古いものを組み合わせてつくっていきます。古いもののなかに新しいものをいれると「いまっぽさ」「新鮮」な感じがでるし、強度的にもやっぱり新しいものは安心、というのもあります。
毎日ひたすらネットをチェックアンドリサーチし、最適な家具が見つかってもアンティークだと売れてしまう可能性がある。でもお客様は全体のイメージや予算がきまらないとなかなか購入の決断ができないので、そこから見つかった家具を中心に他をあわせていきます。正直いつもあまりの見つからなさに「このままだと納得いく提案ができない…」と泣きそうになります。でもさがす。
基本は実物をみてもらいます
加えてソファとか体にふれるものはできるだけ実際にお客様に座っていただきたいと思ってます(理由はこちら⇒【失敗しない家具選び】通販で買うアンティーク!購入で気をつけるべき、5つのポイント)感覚はなかなか説明できないし、体格差があるので座ってみたらちょっと座面が高かったということもあります。というわけでお客様とショールームめぐり。
あたらしいものも見られるなら見に行きます。写真はTOYO KITCHEN大阪ショールーム、なにしろおおきい!ので見応え十分です。お客様とのショールーム巡りもとても楽しい。ランチを食べながらゆっくりおしゃべりしたり、お客様の意外な一面を発見したり。
一人でも見に行きます。行けるところは行きます。
お客様が働いておられる場合は、打合せできる日が限られてきます。そういうときは1人で行って、私が代わりに体感してきます。写真はドレッサーとあわせる椅子の高さを確認しに行きました。なんで裸足かというと、家で使う場合を想定しているから。ヒールの靴と素足とではやっぱり(もちろん)違います。
というわけで、だいぶ決まってきてちょっとほっとしているところです。
と思ったのもつかの間!リフォームもそうですが、インテリアでもじゃあ実際取付けましょう、となるとちゃんと問題が発生します!
それはまた次回♪
今日は先日のお客様アロマテラピー&リラクセーション Shinoaさんへレッスンを受けに行く予定です。楽しみ!
憧れの海外のインテリア、実際に作るとなるとどの位の金額がかかるのかまったく検討がつかない、という方多いのではないでしょうか。私もお部屋をコーディネートするにあたっていつもざっくり予算を決めてもらうのですが、インテリアのイメージはあっても予算のイメージはつかない、という方が大半です。
ドラマに求められるリアリティ
引用元:Christinatonkininteriors.com
日本でも大人気の海外ドラマ“GOSSIP GIRL”は、NYアッパーサイドを舞台にセレブな高校生達の恋愛を描いたドラマです。彼女たちが日頃どんな生活をしているのか、どんなものを選んでいるのか、お部屋が語ってくれます。
まずいいたいのは少ない予算ではなかなかこの雰囲気はつくれません、セレブですから(笑)。私はお客様の予算にあわせてお部屋をつくるので、「予算10万」といわれたらその中で考えますが、「予算10万でブレアのお部屋をつくりたい」と言われたら「むずかしいと思います」とお答えしちゃいます。
※少ない予算=10万という図式も我ながらどうかと思いますが…(*´Д`)=3そもそも“GOSSIP GIRL”は高校生の話なので、必然的に見ている人たちも若い人なのかなと思いまして。まあ1例です。
大事なのは、やっぱり住む人のリアルライフ
よくインターネットで「海外ドラマのインテリア解説」として、ドラマに似たスタイルの家具が通販にとぶようにリンクされていますが、なんちゃってクラシック家具を買うぐらいなら10万円の椅子を一脚買う方がずっと高級感を感じられるし、意味があると思っています。安いものでつくると値段相応で、写真ではよく見えても座り心地とか、生地の素材感とか安物感がでちゃいます。少ない予算が悪いのではなく、予算相応のお部屋づくりをしましょう、と思うんです。
今回のお客様も「イメージはブレアのお部屋」ですが、私は住む方の生活を重視してつくっています。どの辺で着替えるのかな?ベッドでなにをされるかな?部屋に入った時どこをみたいのかな?などなど。スタイルやアイテムだけを真似て安く全部を揃えるのではなく、よくいる場所、お部屋の雰囲気をつくってくれる場所に予算を配分したいと思っています。真似するべきは「写真うつり」じゃなくて、(ブレアのお部屋の場合)その部屋で優雅さや気持ちの豊かさを感じられるかどうかだと思います。
で、いくら準備すればいいの?
もちろんですが、ブレアのお部屋を忠実に実現しようとすればセレブ並みの価格になってきます。置いてある家具だけじゃなく、空間の豊かさ(広さ)も必要になってきます。
実は今回の記事を書くにあたっていろいろ調べていたら、なんと!ブレアの部屋をつくったというインテリアデザイナーのサイトを見つけてしまいました。それらをみるとレースはシルクオーガンジー、ヘッドボードやヘッドボード背面のシルバーの壁紙、共に特注とありました。100万、200万ではできない世界です。海外でもドラマのインテリアに憧れる人は多いらしく、みなさん型番とかきいているので完コピを目指すならぜひこちらをみてみてください。(←丸投げ)
引用元:Christinatonkininteriors.com
インテリアって天井知らずで、いくらでも手をかけられるんです。ファッションと違ってアイテム数が多いので、バリエーションが無限。特注だってできるので、どれだけでもこだわってつくることができるのが面白さでもあります。
アンティークを使うことで、雰囲気たっぷりのインテリアに!
ブレアの部屋に絶対必要なのは高級感です。高級感は家具の値段だけじゃなく、例えばたっぷりと生地を使うことでラグジュアリーな感じがでますし、いい材料と手間暇をかけて家具をつくっていたアンティークをさがせば本物感もでます。予算のなかで、そういった部分に一点集中できることが大切です。
これからも試行錯誤でお伝えしていきます!
それでもやっぱり作ってみたい!という熱い想いをお持ちの方に、以下の記事でも紹介しています。参考にしていただければ幸いです。
DECO-TEがコーディネートした「ブレアの寝室」をイメージしたお部屋がこちら→ROOM no.22 ロックなリビングとクラシックエレガントな青の寝室
具体的な方法を初級編から上級編まで紹介!→
『ゴシップガール』ブレアのお部屋の作り方