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2015-09-29

結構むずかしい、取付強度の問題【DIY】

みなさま!京都市のお部屋が完成いたしました!!!あまりに素敵すぎて、まだ興奮が冷めませんっ。

今回のお部屋は寝室とリビングの2部屋、7月のはじめにお話をいただき、9月末に無事完成しました。といっても実際のおへやづくりにかかった日数はほぼ2日!先々週の土曜日に天井と壁の塗装、先週の土曜日に床のカーペットDIYとカーテンレール取付け、夕方から家具の搬入。夕方6:30にすべて終了し、お引き渡ししてきました。

すぐにでもみなさんにおみせしたいんですが、時系列でいいたいこともあります!ここはぐぐっとこらえて、今日はお部屋づくりで結構問題になる取付強度のおはなし。

 

どんなものが重いのか?−壁編−

 

ヴィンテージの壁掛けミラー

ヴィンテージの壁掛けミラー

お部屋に鏡を吊りたいというという人、結構います。部屋が明るくなるし、広く見えるし、便利だし。でもアンティークなど古い鏡になると厚みがあり、重さも相当なものになってきます。現代のもののように飛散防止フィルムもはっていないし、やはり落ちて割れたりするのはぜったいに避けたいところ。

飾り棚、絵や写真の額の取付けなど壁面に重たいものを取付けるときは、私もいつも慎重に考えます。加えて今回はお客様こだわりのアートがあり、それ自体はそんなに重いものではなかったのですが、万が一落ちた時の損害がこわい!素人判断で大丈夫とはぜったいいえません!

そのほかにカーテンも重たいものに入ります。生地だけでも結構重いですし、開け閉めで生地をひっぱるので、それなりの強度が必要です。窓の木枠に取付けるなら素人でもできますが、今回は豪華に、かつお部屋を広くみせるためにできるだけ壁にレールを取付ける予定でした。そのためちょっとした工夫が必要になりました。

 

どんなものが重いのか?−天井編−
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最初にご提案させていただいたシャンデリア。こちらも重い!

天井に吊るすもので気をつけなくちゃいけないもの、これはなんといってもシャンデリアですね。ドラマティックインテリアには欠かせないアイテムですが、取付ける時にはきちんと重量を確認しましょう。

電気屋さんで売られている一般的なシーリングライトは、特にLEDになってからとても軽くなってます。3kg程度。
一方今回つけたシャンデリアは7.3kgでした。
電気屋さんに商品を見せたら「下地がどんな風に施工されているかわからない天井に吊るのはこわい。落ちてもなんの責任もとれません」ときっぱりと言われてしまいました。

というわけで、急遽吊り方を検討。こうした部分はネットの情報だけではなかなか解決できません。私も家具屋さんにきいたり、電気屋さんにきいたり、同業者仲間にきいたりしながら、ようやく納得できる方法で施工できました。

下地によってもちがいます

素人とはいえ、ようやく私も木造の下地なら多少重たいものを取付ける自信がでてきました。要は下地の場所をみつけて、そこにビスをうつ。あるいはそこまで重たくない額や飾り棚の場合は、下地をよけてボードアンカーをうちます。この辺はまた後日詳しく説明します。

ところが!!!せっかくできるようになったのに、今回の下地はコンクリートでした(泣)

コンクリートの場合は、素人どころかプロでもつけるのが大変。というのは通常ビニルクロスをはるためにコンクリートの表面にボードをはるんですが、ボードとコンクリートの間に隙間があるんです。これもくわしく話すと長くなるので、カッツアイ(割愛)!←分かる人には分かるかな?

というわけで今回は私にできることはまったくなし!鏡とアート、シャンデリアの取付を電気屋さんに、カーテンレールの取付をカーテン屋さんに2度にわけて来て頂きました。

 

で、どうしたかというと…

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まずお願いしたのはカーテンレールを取付るための金物を前もって(壁を塗装する前に)、カーテン屋さんに取付けてもらいました。これは天井の下地(鋼製の下地)についています。今回の物件の場合、壁にカーテンレールをとりつけるのは無理だということでした。

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さらに電気屋さんにも事前にきてもらいました。こちらは塗装前に天井に穴をあけて下地の状態を確認、照明を取付ける日までに必要な部材を準備してきてくれることになりました。

シャンデリア自体はコンクリートから吊るし、万が一コンクリートから抜け落ちた時に照明が落ちないように天井の下地にも支えをいれてくれました。二重、三重にぜったい安心と思える対策を練ってくれた電気屋さんに感謝!こうした信頼できる職人さんに支えられているからこそ、お客様に安心して納品できるんだと思っています。

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そんな下準備を済ませて、ようやく塗装です。

塗装にも職人さんのこだわりが!ペイントレッスンで先生をやっている私ですが、やはりプロは違いました。それはまた次回!

 

 

 

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