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2016-02-10

なんにもない部屋っていいですか?

おはようございます、DECO-TEです。

私がすきな毎日新聞のコーナーで、「現代女子論」というコーナーがあります。その名の通り「いまどき女子」のさまざまな生態を紹介するコーナー。2月8日のNo.36のテーマは「片づけ 手放して手にする幸せ」でした。

いやー、ため息でちゃいます。全然共感できない。

『わたしのウチには、なんにもない。』や『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』が売れているということは知ってました。書店でみかけて「は?」と思ったら続刊がでていて、ついにここまできてしまったかと。でも何度よんでも、何度「すっきりした」部屋をみても1ミリも共感できないなー。

部屋をつくる仕事に携わっていて、まっさきに聞かれるのが「収納」のことなので、みなさんモノとの関わり方にとても悩んでおられるんだなーとはいつも思ってます。でもだからといってかけおち直後みたいな、がらーんとしたお部屋にいて、なにが楽しいのでしょう!わからない!現代がぜんぜんわかりません(泣)

年明けにはもうひとつ、衝撃的なことがありました。
雑誌『ku:nel』のリニューアルに寄せられた、批判、批判、批判の嵐。時代を読み違えるというのは、こんなにも多くの人をがっかりさせ、傷つけてしまうのかと。
ざっくりと要約すると、いままで日常のなにげない暮らしのなかにひそむ喜びや感動を気がつかせてくれていた雑誌『ku:nel』(←あってる?)が、『anan』や『olive』で一時代を築いた編集長によってぶちこわされたというamazonレビューが相次ぎました。「なんで今頃パリ?」みたいな評価も多くあり、日頃「パリパリ」いってる私もちょっと傷つきました。

「なんにもない」も「実直で丁寧な暮らし」も「パリ」も、どれも好みの問題です。私は好みにあわせてお手伝いさせていただくのが仕事ですが(最初の2つの好みの方はインテリアコーディネーターに頼まないと思いますが)、つねに時代も意識していきたいなと思っています。おそらく今は「なんにもない」と「実直で丁寧な暮らし」が主流であろうことは、書店のインテリアコーナーをみれば一目瞭然。みなさんあふれるモノに疲れ果て、もう一度原点に帰ろうとしているように思えます。

ただね、やっぱり私は以下のリンクみたいなお部屋にひかれてしまうのです。それはインテリアスタイルのはなしではなく、ましてや「パリが最高!」「ヨーロッパが一番!」というのでもなく、部屋に対する想いとか部屋に求めるものの違いだと思うのです。そして私はインテリアコーディネーターの一人として、そういうところまで提案していけたらと思います。ごっちゃごちゃのいらないものにあふれた部屋をまっさらに戻す、という着地点とは違う、自分を癒し、愛すべきものにかこまれた幸せ、という場所があるのだと思うんです。

というわけで、お時間がある方はぜひご覧下さい。
「3000冊の本とたくさんのマネキンに囲まれて暮らす、ヴェネチアの女性詩人の家」だそうです。

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