壁の色で、こんなにもかわる暮らしの風景
こんにちは、DECO-TEです!
FBなどではお知らせしましたが、今日は先日のスタイリングのお仕事レポートです。
(インテリア)スタイリングとは雑誌やサイトで商品などを紹介するのに、アイテムを選んだり構成したりするお仕事。ずっとやってみたかったんですが、今回ROOMBLOOMさんに声をかけていただき、夢が叶いました!
実は昔から一度はやってみたいと思っていたのが「映画の美術さん」の仕事。映画やドラマのセットってただおしゃれなだけじゃだめで、その人が普段どんな暮らしをしているのかがセットを通して垣間見えます。ものが全然なくてすっきりしたモデルルームみたいなインテリアより、小説を読むようにひとつひとつをじっくりみたくなるような物語のあるインテリアが好きです。
今回はROOMBLOOMさんが作り出す144色のなかから、5つの都市からインスパイアされてできた5色を取り出し、それぞれの色がもつイメージを形にしてみました。元々色そのものにストーリーがあるのでそれを形にすればよかったんですが、せっかくなので(自分の夢をもちこんで)勝手な妄想をふくらませてきました(笑)
共通のテーマは休日の午後。この国のどこかで過ごされている、5つのテーブルでのワンシーンを再現してみました。
そしてできたのがこちらー!
目次
Color : Mellow evening City:Paris
Mellow Eveningという名前のすみれ色の壁の部屋には、女性がひとりで住んでいます。これからゆっくり本を読む予定で、昨日買った紅茶を淹れました。静かに本を読んでいるとヒヤシンスがほのかに香り、しあわせを感じます。しずかな場所に引越してよかったなーなんて思ったりしています。
こんな大人の女性のお部屋には、こんな壁がよく似合います。同じ紫のリネンのテーブルクロスをあわせることで、落ち着きや洗練を感じます。ほんの少しの金や緑、黒がぴりりときいています。
Color : Snowy morning City:NY
ニューヨーク、ブルックリンときたらコーヒーです!この部屋に住むのは30代のカップル、音楽や写真が好きで、テレビは持ってません。休日は最近気に入ってるコーヒーをいれて、ざくざくしたチョコチップクッキーを食べながら音楽を聞くのが楽しみです。
Snowy morningはちょっと灰色がかった白、雪の降る日に空を見上げた様な白です。シンプルだけどあたたかみのあるデザインが好きなカップルのテーブルには、木やヴィンテージの花瓶、ステンレスをあわせてみました。
Color : African dance City:Africa
African dance(アフリカンダンス)という名前のとおり、とても力強い赤です。赤は血の赤であり、大地の土の赤。そんな赤が作り出してくれる場所には活気があります。休日の午後、久しぶりに会う高校時代の友達とワインを飲んだりおしゃべりしながら、美味しいエスニックカレーをつくろうよ、みたいな風景をイメージしてみました。
赤はピンクとかオレンジのグラデーションであわせてもかわいい色ですが、正反対(補色)の緑をあわせることでとってもいきいきとした表情がでます。大きめに編まれたカゴや民族調のクロスとあわせて、元気が湧いてくる様な場所になりました。
Color : 山椒 City:Japan
「山椒」の緑はなんにでもなじむやわらかさを持つ緑です。黒ばかりのひとり暮らしの男性の部屋に、柔和な表情を出してくれます。
テーブルには肉厚の多肉植物、家にある唯一の生き物で妙にいとおしく大切にしています。冷蔵庫にあった適当なつまみをまな板のままテーブルへ。ちょっとメールだけチェックしたら、あとはゆっくりレコードをかけようかな、みたいな感じ。
ROOMBLOOMさんやカメラマンから「どんだけおしゃれ男子やねん!」とつっこみを受けました…。
Color : Pancake City:Hawaii
行ったことありませんが、ハワイってやっぱりいいですよね。とにかく明るい。太陽と海と水着、やさしい人たちとおいしい食べ物。だれもが好きになっちゃうのはよくわかります。
ハワイが大好きな家族が選んだのは、Pancakeという名前の黄色です。太陽の光を一段優しく家の中に取り込んでくれるような、風を気持ちよく感じさせてくれる様な、すばらしい色です。肉厚のタマゴ焼きをはさんだサンドイッチをサラダと一緒に頂きます。大人はビール、子供はカルピスです。
もう本当にたのしいお仕事でした!これらの写真は私の宝物!こんなチャンスを与えてくださったROOMBLOOMさん、写真を撮ってくれた平松写真事務所さん、ありがとうございました!
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