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2015-10-07

インテリアコーディネート実例 -お部屋が完成する日

京都のインテリアデザイン事務所DECO-TEは、工事をほとんどせずにお部屋のイメージをガラッと変えたいというご依頼を多くいただきます。長く住んでいる家の場合、特に不便はないけれど模様替えだけでは物足りない、という方が多いのではないでしょうか。

今回はそんな「リフォーム未満、模様替え以上」の施工例の中から、「ROOM no.22【京都】ロックなリビングとクラシックエレガントな青の寝室」納品日のある一日をご紹介します。DECO-TEが得意にしている、設定したテーマに沿ってお部屋の世界観を作りあげる手法がうまく作用したお部屋、ちょっとしたことでお部屋が変化していく様子をぜひ御覧ください。

今回のお宅は…

既存のビニルクロスの上から塗装
事前に、既存のビニルクロスの上に水性塗料をペイントしました

お客様は京都市の女性、ご自宅のリビングと寝室をイメージチェンジしたいとご依頼いただきました。納品日までにお部屋の壁と天井を既存のビニルクロスの上から塗装しています。面積が広く、お客様と二人で仕上げるには時間が足りずプロにお願いしましたが、使ったのは私も自宅で使っているDIY用の水性塗料です。

AM9:00 電気屋さんがシャンデリアを取り付けに

重いシャンデリアを支えるために、天井に穴を開けて下地を補強

朝一番にお願いしたのは電気屋さん。

通常照明は天井に引っ掛けシーリングなどがついているので、電気工事なしで交換できます。ただ今回は少し大きなシャンデリアを選んだため、重さを支えるための下地処理が必要でした。

メダリオンというのは、ヨーロッパでよく見かける天井照明の装飾材です。日本でも通販でさまざまなデザインのものが簡単に手が入ります。

ポリウレタン製のメダリオンこのままでもいいような気もしますが、塗装をした方がよごれもつきにくくおすすめです。でこぼこしているのでスプレーで塗装するのが一番!と教えてくれたのは先日の塗装屋さん。あっという間に塗れました。

AM10:00 カーペットは200枚!

で、わたしはというとおなじみ(「東リファブリックフロア」限定)カーペット職人です。わんちゃんをとても大事にされていることもあり、(わんちゃんの)脚にやさしく、毛のお掃除がしやすく、さらに普通のタイルカーペットとは違うふかふかもこもこの高級感あるソワレ・スクエアが最近のおすすめ。「やってみたい!」というお客様のお言葉に甘えて一日一緒に作業してきました。

お客様とDIYでカーペット張り
お客様とDIYでカーペット張り

ただわたしも200枚ははじめて、作業時間の見通しもたたないし、お客様をフルに働かせてしまってはたしてこれでよかったのか、プロに頼むべきだったのでは、と悩みながらの一日でした…。お客様は「大変だったけど、意外に好きな作業でした」といってくださったし、6時半までかかりましたがその日のうちに終ったので本当にほっとしました。

PM14:00 京都の輸入カーテン「FABRICA」さん到着

待ちに待ったカーテン!
待ちに待ったカーテン!

午後から来てくれたのはおなじみ京都のFABRICAさん。

今回リビングにはChristian fishbacher(クリスチャン・フィッシュバッハ)というスイスのファブリックメーカーのものを使いました。ものによってイタリアの工場でつくられている生地は注文するのが夏だったこともあり、なんと!サマーホリデーに入ると2ヶ月以上工場が稼働しないなんていわれました。イタリアどんだけ休むねんっ!!!と関西弁で突っ込みたくなりましたが、今回選んだ生地はタイに在庫があったそうで、無事この日に間に合いました。タイの人ありがとう(笑)

PM16:00 家具搬入スタート

家具の納品風景
家具の納品風景

4時頃から、それはそれはすばらしい家具たちがぞくぞくと到着しました。家具を置く場所にはカーペットを早めに敷いておきました。

大きい家具はお部屋が2階だったので送料はかさみますが設置までお願いします。筋肉もりもりの男性陣が出たり入ったりして、大型の家具を丁寧に運び入れてくれました。

PM18:30 納品完了!

そして夕方6時半、すべてのカーペットをはり終わり、家具を納品し、お部屋は完成しました。

リビングの出発点になったのはカリフォルニアを拠点に活動するアーティスト、シェーン・ボーデンのアートです。ファッション性が高く、使われているモチーフにロック・テイストを強く感じたので、全体をロックやファッションをテーマにまとめていきました。

ただ女性の部屋でしたので男くさくなりすぎないよう、優美なシャンデリアをつかったり、とてもはだざわりのやわらかいビロードのカーテンや、シルクを思わせるテロンとしたレースで柔らかさをだしています。

一方寝室はゴシップガールのブレアの寝室のような、女性らしいクラシックエレガントです。大人の女性のお部屋なのであまり甘くなりすぎないよう黒やマホガニーの家具で引き締めてます。こちらのファブリック類は逆にやわらかくならないよう気をつけました。

出来上がったお部屋はこちら

リビングルームからベッドルームを見る

ROOM no.22 【京都】ロックなリビングとクラシックエレガントな青の寝室

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