【京都】光と緑があふれる、ヨガ・ピラティススタジオ
京都市在住のヨガ・ピラティス講師をされている女性から、新規にオープンするヨガスタジオのコーディネートをご依頼をいただきました。
【BEFORE】敷地の形状を反映した、変形タイプのオフィススタイル
今回のスタジオ改修に関してお客様からのご要望は、「シンプルな改装にしたい」ということでした。
そこで床のカーペット張り替え、既存のクロスや天井材の上からの塗装、照明を新しく加える、などでスタジオの姿を最大限変えることに。私は「全体の色やデザインのアドバイス」と「家具のセレクトとショールーム同行」などでお手伝いさせていただきました。
【AFTER】光と緑に溢れたあかるいスタジオができあがりました!
主張していたグリーンのカーペットをベージュに変えたことで、木と相性のいいやわらかい雰囲気に。また奥に鏡を大きく設置したことで、元々大きかった窓が2倍の明るさに!お部屋も広く感じます。
蛍光灯の照明は残しつつ、電球色のスポットライトをレールで取り付けたことでリズミカルで若々しい感じがでました。
窓から見える借景のグリーンと、室内に置かれたグリーンのおかげでより外との連続感が出て、外気を感じられるような気持ちのいいスタジオです。
個人的にうまくいったなーと思っているのが全体のレイアウト。全体が変形したプランであるのに加えて、入口を入って全体が丸見えなので、それぞれ性格が異なる場所(受付、スタジオ、更衣室など)をうまく共存させる必要がありました。
入口を入ってすぐ目に入ってくるのは、窓を背にした受付カウンター。人は自然に明るい方に目がいくので、明るい場所に受付と物販スペースを設けました。
節のあるナチュラルな雰囲気の受付カウンターは、お客さまのパートナーさんが作ってくださった自作です。実は裏側はIKEAの棚を脚にして板を載せているので収納力もばっちり!
物販カウンターも自作、既成のブラケットに板をのせたシンプルな棚で、置かれているオーガニックな雰囲気と合っています。
入って正面の壁には荷物を置ける棚と、着替えができる更衣室を作りました。遮光でありながらナチュラルな質感の生地でカーテンを作ったので、とても居心地のいいスペースになりました。生徒さんが季節感を感じられるよういつもディスプレイを工夫されていて、お客様を出迎える素敵な場所となっています。
お店の看板とレースカーテンの代わりとなっている窓のデザイン
今回は窓の使い方にもこだわりました。
とにかく立地がいいので、道行く人にもスタジオの存在を知ってほしい。そのため窓にはなんらからの看板の機能は持たせたいところでした。
一方で私はあまりにオープンすぎると、ヨガ中の生徒さんが外から丸見えになる(あるいはそう感じる)のはスタジオの居心地のよさを減じてしまう恐れがあると心配していました。
そこで友人のグラフィックデザイナーOffice MAARUさんに相談し、看板にもなって、多少の目隠しにもなってくれるような窓のグラフィックデザインをお願いしました。
お客様とofficeMAARUの宮原さん、私と3人でたくさんのデザインを見ながらイメージを固めていきました。視認性もありながら、室内から見たときに飾りとしてもきれいで、お客さまもとても喜んでくださいました。実際にこれを見て気になって足を運んでくださる方もいるそうで、効果もバッチリです。
以前から親しくさせていただいているのでお客様の好みはわかっておりますが、やはり何もないところから作り上げていくのは大変です。時間はかかりましたが、とても気持ちのいいスタジオができました。
お客様はとても物腰のやわらかい、素敵な女性なので、センスのいいディスプレイと相まって、行くだけで癒されるスタジオです。オンラインレッスンや京都御所での外ヨガなどもされているようなので、ぜひホームページを覗いてみてくださいね。
studio For me WEB
https://studioforme-kyoto.amebaownd.com
季節のお花や、黒板に書かれたやさしい言葉に癒されるInstagramもおすすめです!
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