toggle
ブログ【飾る生活】

お掃除文学とインテリア

おはようございます、京都のインテリアコーディネーターDECO-TEです。

日頃書店でインテリアコーナーを見るたび、お掃除や収納の「丁寧に暮らす」「断捨離」系の本が多いので「お坊さんじゃないんだからっ!」と心の中でツッコミを入れています。なんだかみんな自分を責めすぎだよな、ごちゃごちゃしてたって好きなものにかこまれて幸せならいいじゃないか。部屋をつくることはもっと楽しくて、ワクワクする部分がいっぱいあるのになーと、隣で熱心に本を探している方に伝えたくなります。

じつは今翻訳に挑戦している本にもまさにそんなことが書いてあって、インテリアデザイナーにうらみでもあるんじゃないかというほど、プロがつくったお部屋をけちょんけちょんにけなしつつ、生活がにじみでる暮らしがいかにすばらしいかについて語っています。早くご紹介したいなー。

でも実は…

https://www.instagram.com/p/BQJsquYARTY/?utm_source=ig_web_options_share_sheet

そんなわたしですが、実はお掃除大好きです。
おしゃれ洗剤やお掃除グッズには目がないし、土日はあちこち整理しているとあっという間に時間が経ってしまいます。

今年のひそかな目標は「きれいずきと言われたい!」なんです。お掃除好きなんですがだれが見てもきれいといえるというレベルではなく、きれいとごちゃごちゃのときの落差が非常にはげしく、いつでもきれいを保てるのが理想です。

お掃除文学の双璧

そしてそんなわたしの大好きな作家が、村上春樹。
落ち込んだときに彼の小説を引っ張り出してきて、はじから読み直したりします。主人公が新聞をまとめたり、鏡をふいたり、冷蔵庫の中を整理したりするのを読むと、わたしの気持ちまで整理されたように感じます。

先日内田樹さんの『もういちど村上春樹にご用心』を読んでいたら、村上春樹のようなお掃除シーンが多い文学を、グルメ文学に対して”お掃除文学”と表現していて、そんな文学作品は「幸田文のもの以外には寡聞にして知りません」と書いてありました。そのときなんというか、同志をみつけたような喜びというのでしょうか。ようやくあなたに出会えた、という気持ちに。

わたしは以前から幸田文が大好きで、小説の中にも随筆の中にもでてくる、生活のシーンによって描かれる想い方みたいなものが大好きでした。じっとして思考しているのではなく、つねに身体を動かしながらなにかを思う、みたいなところにすごく共感します。

もちろんインテリアにも、やっぱり掃除は必要です

本屋さんのインテリアコーナーのラインナップには不満はありますが、もちろんインテリアも掃除は行き届いていたほうがいいなーと思っています。気に入って購入したアンティークやせっかくつくったコーナーにほこりがたまっていたら、形だけで使われてないんだな−、あるいは大事にされてないんだなーと思われてしまいます。ひとをよぶのに掃除をするのも、できるだけ不快な思いをしてほしくないな、という気持ちから。飾り付けているくせに生活のにおいがしたら、厚化粧のうそっぽさがでてしまいます。

収納や断捨離問題も、たしかにものが多すぎて「飾る」ところまでいってない部分はたくさんある。整理することで、よりものを愛でたり、デコレーションが際立つところはあるかと思います。幸田文や村上春樹のように、身体を動かしてごしごししながら、自分の部屋について思いをめぐらすのは楽しい時間です。

わたしは掃除そのものが楽しくて、細部にこだわりすぎてしまい、全体としていつまでたってもきれいにならないのが悩みのたね。今年もあと二ヶ月ちょっと、「きれいずき」といわれるためにがんばりたいと思っています!

インテリア学のすすめ

ひさしぶりの投稿です。

文章を書くのが好きで、大好きなインテリアについてたくさんの情報をお伝えできればと思ってはじめたブログですが、

一体だれが読んでくれている?
その人が知りたい情報がきちんと伝えられている?
伝えたい人に、伝えたいことが届いている?

そんなことがわからなくなってしまって、長いこと筆が止まってしまいました。

DECO-TEも来年の4月で10年目を迎えます。
達成できたことやできなかったこと、これから達成したいことを改めて見直したいと考えています。

ROOMBLOOMさんのインスタグラムに、記事が再掲載されました

https://www.instagram.com/p/B21I_1zFXGx/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

そんなことを考えていたら、ペイントのROOMBLOOMさんで、私が以前書いた記事をINSTAGRAM用に再掲載してくださいました。

ペイントに興味がある方はたくさんいるのに、実際に塗るまでの間にたくさんの壁がある。それを手助けしてあげられるような記事がかけないかな、と担当の方と試行錯誤しながら書いた記事です。

読み返してみて、壮大なテーマを掲げたもんだと、改めて思いました。

きちんとしたノウハウを具体的に伝えるのではなく、もっと形のない、インテリアへの愛や想いを、着地点も見えないまま書いたような記事です。

本当にこれがわかりやすい記事になっていたのか、読んだ人に少しでもヒントを与えられたのかを考えると、改善すべき点は多々ありました。でも、人とは少し違う切り口でインテリアを語ろうとしていたのは感じられ、手前味噌ですが自分をほめてあげたくなりました。

海外のインテリア本、翻訳をはじめています

イラストが素敵で買った洋書、私にとって運命の一冊

実はいま、私は翻訳に挑戦しています。
買ったのは5年ほど前、あまりにもイラストが素敵でアマゾンで購入しました。いわばインテリアのHOW TO本です。

今年のはじめに大きな仕事が終わったのを機にたっぷりと時間ができ、好奇心ではじめてみたのがこの本の翻訳。INTRODUCTIONを訳してみて、「この作者も、言葉にならないインテリアへの愛の話をしようとしている!」と感動しました。

インテリアに関しては、やはり西欧で連綿と紡がれてきた歴史があります。日本は生活様式が畳から椅子に変わった時点で、和とも洋ともいえないどっちつかずの状態になっています。単に好みの話ではなく、和の空間にはそこでのうつくしさやバランス、快適さがあるはずで、逆もしかりだということです。椅子やベッドを置いた部屋をいかにうつくしくみせるか、快適さを作り出すのか、インテリアのノウハウもきちんと知ることが必要だと思うのです。

これをぜひ訳して、みなさんにご紹介したい!そんな新たな目標ができました。
翻訳はもちろん素人で、やはり壮大な挑戦ですが、具体的に動きつつ少しずつでもご紹介できればと思っています。

DECO-TEができること、私のなかの根底にあるもの

やっぱり私は、インテリアの話を人としたい。

ワクワクしながら、一緒に悩みたい。

そしてそんなワクワクする人を、増やしたい。

できることから少しずつ、再開していきたいと思っております。

2019年はじめのご挨拶

みなさま、あけましておめでとうございます。

京都のインテリアコーディネーターDECO-TEです。

 

今年もお客様とそのお部屋との出会いを求め、邁進して参ります。

そして今年こそ!このブログでたくさんのインテリア情報を配信させていただきたいと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

2018年、DECO-TEは京都嵐山で新築カフェの企画から基本設計、

内装デザインの仕事にほとんどの時間を費やしておりました。

 

建築士さんと組んでやってましたが、それでもはじめてのことばかりで、

お客様に御迷惑をかけないよう必死でした。

年末に着工を迎えた工事が滞りなくすすむよう、

年明けから改めて気を引き締めていきたいと思っています。

 

また住宅や店舗でも、本当に素敵な出会いがあった2018年でした。

インテリアは私のテリトリー(?)だと思っていますが、それでも毎回新しい課題があり、

挑戦があり、お客様の個性が反映されたオリジナルのお部屋ができあがりました。

とてもやりがいを感じた一年でもありました。

 

2019年、今年の抱負としては「追求力をつける」と掲げました。

そのお部屋にとって何がベストかは、やはり最終的にお客様の気持ちが重要だと考えてきました。

もちろんそこは今でも変わらないのですが、

自分自身はインテリアが好きすぎて決められない、それはちょっとどうなんだと…。

「本当にそれがベストな選択か」「最良の方法か」そういったことを日頃自分自身にも問いかけながら、

決断して実行する経験をつむことで、

お客様に「これがいいと思います」と確信をもっておすすめできるんじゃないか。

 

というわけで、日常的にきちんと追求し、決断して、実行できる人間になりたいな、というのが

今年の目標です。

 

それではみなさま、今年もDECO-TEをどうぞよろしくお願いいたします!

 

店舗デザインに必要なコンセプト提案

おはようございます、京都のインテリアコーディネーターDECO-TEです。

昨日は大きなプレゼンがあり緊張しまっくていたせいか、今日はなにをするにものんびりモード。

とりあえずブログを書いて気持ちを整理、ついでに部屋も整理しちゃおっかな。

今日は昨日行ったプレゼンでの、コンセプト提案について書いてみます。

 

デザインはかたちだけの話ではない!と私は思います

日頃は住宅をメインにインテリアコーディネートをしていますが、ここ数ヶ月は店舗が続いています。

今嵐山でやっているカフェは、企画の段階からかかわらせていただいていて、非常にエキサイティングな日々を送っております。

昨日のプレゼンは当初の敷地が倍に増えたことで、改めてコンセプトを見直す必要があると考え、ご提案させていただきました。

嵐山、この風景と山が好き。人が多くて落ち着かないけど、景色は雄大です^ ^

DECO-TEさん(@deco_te_kyoto)がシェアした投稿 –

 

普段「インテリア」とか「デザイン」というと、見た目の要素が大きいかと思われますが、もちろんそんなことは全然ありません!

むしろ白紙の紙を前に自由に線を走らせられるわけはなく、

「こういう必要があるからここにこれがいる」

「こういう空間にしたいから、こんな配置にする」

と、かなり理詰めで考えていきます。

 

逆にコンセプトや実現したい空間の必然性がないと、正直なにから手をつけていいかわからない。

やっぱりきれいなだけじゃない、意味のあるデザインが必要だと思っています。

 

自分の起業が役にたちました

とはいえもともとそういうスタンスで仕事をしていたわけではなく、働き始めた頃はまーったくそんなこと考えていませんでした。

それなりに意味は考えていたものの、「おしゃれなものを作ればお客様がきてくれる」と思っていた部分も大いにありました。

 

なにかを作るときにマーケティングの部分の重要性に気づき始めたのは、自分が起業したからだと思っています。

どんな人がきて、どんなものを求めていて、お店の売りや強みはなんなのか。

自分のブランディングについて考えた結果、コンセプトに軸があれば必然的に選ぶべきものが決まってくる、ということが少しわかってきました。

 

今最高にうれしいこと、それがコラボレーション!

 

今回の計画でとてもわくわくしているもう一つは、ロゴデザインをしている友人と一緒に今回のプロジェクトを進めさせていただいていることです!

普段一人の作業が多く、迷うのも決めるのも私一人だったのが、

相談する相手がいる!そのことが、なによりもうれしいと感じています。

同じ様にプロジェクトをなんとか成功させたいと思ってくれる人と話をするなかで、

コンセプトの重要性を再確認できたり、デザインするものは違ってもプロセスが同じだったりすることに、とても勇気をもらいます。

人となにかを作り上げるってたのしいなー。

そんなことをひしひしと感じているDECO-TEです。

 

それではみなさん、よい一日を!

映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』みてきました

おはようございます、京都のインテリアコーディネーターDECO-TEです。

昨日はかねてから観たかった映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』に行ってきました。

概要

ベルギー、アントワープ出身のファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画です。

コレクションの舞台裏、デザインの過程、30年近く共に過ごしてきたパートナーと暮らす自宅など、

ドリスと、彼自身がファミリーと呼ぶまわりの人々を約一年かけて撮りながら、彼の創造の源に迫っていきます。

 

感想

もう、ただただ素晴らしかったです。

ファッションの世界について詳しく知らなかったのですが、春夏、秋冬と行われるコレクションに向けて、

生地選び→デザイン→縫製→試着→最初に戻る と気の遠くなるような作業を繰り返し、

そこから会場選び、演出、音楽などコレクションにむけた準備を始め、

当日の最後の最後までモデルたちの洋服のシワひとつひとつにまで気を配る。

 

さらに彼のデザインする洋服はいつもすばらしい刺繍やビーズが使われているんですが、

インドの工場で常に仕事が安定的に続くよう、毎シーズン必ず取り入れているんだそうです。

 

1840年代に建てられたという彼の美しい自宅、広大な敷地に広がるお花や畑がみられたのも、

ホルツェマー監督、ありがとう!よくがんばった!と叫びたくなりました。

お庭で摘んできた花で大量にある花瓶にいけていきますが、場所場所によってふさわしい色とボリューム、高さを考えながらつくっていきます。

切る段階である程度イメージし、考えないとなかなかできない洗練された作業です。

 

お花を飾りながら、お部屋にデコレーションされたものを1mm単位で修正していくさまは

自らも認める完璧主義者の、決して諦めることなく考え続けている姿勢をまさに体現してました。

 

ただいちばん素晴らしいと思ったのは、それらが見事なバランスで保たれている、ということ。

孤高の天才と言われながら、彼は常にまわりに気を使い、ユーモアで人を笑わせ、ファミリーを大事にします。

アートともいえるようなきちんと手間のかけられた洋服を、ちゃんと利益がでるような仕組みにのせ、継続させている。

そのバランス感覚こそ、唯一無二の存在だと感じました。

 

もうこれはDVD買います!

ついでに彼の洋服も手に入れたい!

いつか…

 

京都は京都シネマでやっています。

ちなみに水曜日は1080円です💕

公式サイト映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』

インテリアコーディネーターにとってのブログとは…

おはようございます、京都のインテリアコーディネーターDECO-TEです。

京都ははげしい雨でしたが、夜だったので助かりました。関東は大変そう((ノД`)あとで実家に電話してみようかな。

 

お客様との出会いを生み出してくれるのがブログです

さて、今日はコーディネーターにとってのブログ運営について書いてみたいと思います。

DECO-TEにご依頼くださるお客様は8割がホームページから、2割がご紹介という感じになっています。

その中でもやはり大切なのはブログです。

DECO-TEのブログは、一人でも多くの方に読んでいただき私の人柄を知ってほしい、インテリア好きを増やしたいという想いではじめました。

 

今ご提案させていただいているお客様に、「なぜか私のお客様はみなさんとても優しく、私を信頼してお話を聞いてくださるんです」というお話をしたら、

「それはDECO-TEさんのブログを読んで、想いに共感して頼んでるからではないですか?」といっていただき、とーっっても感動しました。

仕事をしている間はほとんど一人で、どんなに素晴らしい家具をみつけても、インテリアについて新しい発見があってもだれも話す相手がいません。

あまり社交的でもないので、ブログを通じて感動をわかちあいたい、という気持ちでいました。

でもちゃんと分かち合えてた!お客様の言葉は今年一番に感動した、といっても過言ではありません。

 

コーディネーター仲間を増やしたい

そんなブログですが、最近はすこし気持ちに変化がありました。

「自分を知ってほしい」から、「コーディネーターの仕事をご紹介したい」という想いにかわってきました。

なかなかみなさんの周りで「インテリアコーディネーターとして独立しています」という方がおられないと思い、そもそもどんなことをしてくれるのか、

頼むとどんな違いがあるのかがよく理解されていない、というのもあります。

と同時に、数年前からDECO-TEで働きたい!とおっしゃっていただくことがちらほらでてきて、

嬉しくて感動に打ち震えながらも、私一人でも家族を養っていくことも無理なような状況なので、泣く泣くお断りしています。

雇うことはできないけど、すこしでも「インテリアコーディネーターが独立するにはどうしたらいいのか」ということをお伝えして、

「インテリアを仕事にする」ということを分かち合いたいなーという想いが芽生えてきています。

 

独立するコーディネーターが増えることで、もっと個性的なお部屋が増えるだろうし、

そこからインテリアが盛り上がれば、もっとみんなのインテリアへの関心も増えるだろうし、

そこから「もっとこんなものがほしい!」という気持ちが高まれば、

もっと多様な商品(家具やファブリックやアートetc)が増えて、より楽しくなる!という好循環が生まれると思うのです。

 

というわけで、もっともっとインテリアをみんなで楽しみたい!という気持ちがとまらない、DECO-TEでした。

みなさん、よい一日を!

インテリアコーディネートを依頼した場合の進み方は?

みなさん、おひさしぶりです。京都のインテリアコーディネーターDECO-TEです。

前回の更新が大掃除ですが、あえて「あけまして…」はいいません(←おそすぎて)

今年もゆるすぎる更新ですが、よろしくお願いいたします。

ことしもいい年になりそうです!

おかげさまで今年も快調なスタートを切っております。

店舗のデザイン2件、新居とリフォームのコーディネートなどが、それぞれ進行具合をずらしながらすすんでおります。

一人でやっているのでこれらが同じタイミングだと途端に難しくなってしまいます。

(ショールームへのご同行や納品が週末に集中するので、お待たせしてしまうことになってしまいます…)

コーディネーターに依頼した場合、どんなふうにすすんでいくのでしょう?

通常のコーディネートのお仕事は

初回お打ち合わせ → 初回無料提案 → ご契約 → ご提案 → ショールームめぐり → 最終決定 → 納品

といった具合に進んでいきます。

実はどの物件も最初の頃は私自身悩みながら、迷いながら進んでいます。

なかには「ぜったいこれがいいと思う!」とおすすめされるコーディネーターさんもいて、それはそれでお客様にとっては決めやすいかな、とも思うんですが、

こちらを替えればこういう選択肢もあるし…といろいろな選択肢が浮かび、私も決めきれません(笑)

初回提案はイメージ写真だけなんですが、そこからお話を進めていく中で

じーっとお客様の反応を見ていると、これ好きそうだな、とか、ここは決まりですすんでも良さそうだな、とかがわかってきて、

だんだん私の中でも整理されてきます。

その段階でまとめたときに、いつもすごくホッとするんです。これはいける!という感じで。

なにから決めていけばいいのか?

なんだか綱渡りみたいですが、最終的にはいつもまとまるのでご安心ください(笑)

というか、全体を無難にまとめることはできるんですが、そこにお客様の要素を入れ込みたいという想いで、ぎりぎりまで粘ってしまうんですね。

あまり粘るとお客様も不安になるし、納品もどんどん遅れちゃうので、そこは気をつけています。

アイテム数が多い場合なにから決めていくかはむずかしいところですが、

「使いたい家具やアイテム」「憧れのスタイル」がある場合はスタートがしやすいと思います。

またソファやベッド、ダイニングセットなど人の体に触れるアイテムがある場合は、

兎にも角にもショールームに行って実際に触れていただき、比べていただくことで、自分にとっての一番が決まってきます。

ひとつ決まれば、それを軸に他をあわせていくことができます。

提案の最初は真っ白な紙をまえに「この計画もうまくまとめられるかな…」と緊張しますが、うつくしいものをたくさんみて、お客様といい関係が築けていくと本当にありがたい仕事だな、と思います。

それでは今日はこの辺で失礼します!

みなさん、よい一日を!

2017-12-14 | お部屋の作り方

大掃除_無垢フローリングのメンテナンス【DIY】

 

おはようございます、京都のインテリアコーディネーターDECO-TEです。

「大掃除とプチ改造を一緒にやっちゃおう」企画第二弾は無垢フローリングのメンテナンスです。

無垢フローリングには自然塗料を塗装しました

入居から5年、フローリングの状態も大きなストレスでした。

無垢フローリングを使用するにあたり、木の風合いを楽しむために無塗装という選択肢もありました。

ただ我が家は猫が吐いたり、子供が小さかったり、飲み会が多かったりすることもあり、フローリングのことでいちいち目くじらたてたくない、ということから、自然塗料の塗布を選択しました。

なかでも大阪塗料のユーロオイルクリヤーは周りやネットの評判もよく、価格的にもお手頃、日本製ということで選びました。

 

先に書かなきゃいけないのは、無垢フローリングへ塗装したらメンテナンスし続けなければいけないということ。

大阪塗料のサイトにも「ツヤがなくなったり、撥水効果が弱まったら重ね塗りしてください」って書いてあります。

そういえばフローリングにストレスを感じ始めたのは塗ってから3年ぐらい経った頃でした…。

 

ほっぽらかしてるとどういうことが起きるかというと…

恥を承知で書きますが、悪いお手本として。ちゃんとメンテナンスをしなかったので、我が家はこんなことになってました。

光が差し込んでいるところの左側をみるとわかりますが、手垢のようなものがついています。

これがいくら水拭きしてもとれません。昼間フローリングに光があたると「きたないなー」とストレスになっていました。

休日はさっぱりしたくて重曹水で全面雑巾がけをしてましたが、まったく効果なし。

さらに全体的に黒ずんできました。

写真右がヤスリがけをしたところ、左がしてないところ、一目瞭然。

ただ黒ずみだけなら味になるかも、とも思いますが、シミやら傷やら目立って、これもストレス。

実は去年の年末もこのストレス源を解消しようと、いちど雑巾がけをしてからユーロオイルクリヤーを再塗布したんですが時すでに遅しで、ぜんぜんきれいにはなりませんでした。

あきらめて全部やすりがけしました

というわけで、今年は一度すべてにヤスリをかけて塗装をはがしちゃうことにしました。

今年の(年末の)私はちがうよ!やるときにはやる女だよ!

 

どうでしょう。

床があかるくなり、木の風合いがよみがえり、気持ちがいい!

 

でも本当に大変でした。

 

まず必須なのは電動サンダー。これは絶対に必要です。絶対です。

私は15年ぐらい前にホームセンターで一番安いやつを買いましたが、今なら集塵ノズル付きを買います。

積極的にDIYをやってるわけではないのですが、電動サンダーは生涯で買ってよかったもののひとつ♥

 

もうひとつ、紙やすりですが茶色いやつはだめです。すぐに目詰りして、50㌢四方しか磨けません。

グレーの「空研ぎペーパー」というヤスリじゃないとお話になりません。

番数は#100か#120ぐらいでしょうか。

 

ちなみにオイルは染み込ませる塗料なので、もしかしたら木に撥水効果も染み込んで残ってるんじゃないかと淡い期待をいだきながら実験してみましたが、全然残ってませんでした。塗料が残っている右は水が玉になりましたが、ヤスリをかけた左は染み込んでいます。

大掃除は修行

なんというか、大掃除ってきれいにするためというより、自分で納得するためにやってるような気がしてきました。

見て見ぬふりをしていた私に喝をいれ、「大丈夫だよ、あなたならできるよ」と励ましながらやりました。

とりあえずリビングだけやりきったことで、今年の自分を許してあげられました。

あとキッチンとダイニングが残っていますが、意志とは別に、体が拒否しています…。

大掃除の順番としてはホコリが舞うフローリング磨きを先にやるべきだったかな。

床みがき → 天井のすす落とし →照明の付け替え、掃除 →つづく

が正しい順番でした。

 

さて今日はこれから忘年会!

みなさん、よい年末を!

2017-12-08 | お部屋の作り方

大掃除_リビングの照明編【DIY】

みなさま、大変ご無沙汰しております。

京都のインテリアコーディネーターDECO-TEです。

今日ひさしぶりに自分のホームページをみたら、今年のブログがなんと4件しかない!

さすがにびっくり、Facebookでは(少ないながらも)活動をお知らせしているつもりだったので驚愕いたしました。

今年も残り少なくなりましたが、がんばります!

 

重い腰をあげる大掃除の時期こそ、ついでにいろいろいじってみよう!

お掃除はいつもやればきれいを保てるのに、日頃はなかなか重い腰があがりません。

ところが11月末頃から俄然やる気が出てくるから不思議なものです。

加えてせっかく重い腰があがったんだから、ついでにいろいろといじっちゃおうというのが今回の企画です。

日頃動かさないものを動かして掃除機をかけついでに、模様替えしてみよう

日頃から気になっていたアドレスがないものたちを整理するついでに、ディスプレイスペースをつくってみよう

日頃から感じていた暮らしにくさを、きっちりすっきり解決しちゃいましょう!

 

お掃除の基本として上からホコリを落としておくのが正解なので、私も上からはじめてみました。

 

[ BEFORE ] 我が家のリビング、実は暗さが悩みでした

相変わらず代わり映えしない我が家のリビング。

いろいろ反省点はあるものの、行動を起こさないとあっという間に5年ぐらい過ぎちゃいます。

今日は以前から気になっていた、リビングの暗さをどうにかしようと動いてみました。

 

写真ではシャンデリアがキラキラして見えますが、実際にリビングにいると結構暗いんです。

写真でみても、テーブルの上やソファが真っ暗。

何かを読んだりするときは、(写真には写ってませんが)フロアランプが隅にあり、そこへ寄り添って読んでいました。

 

原因のひとつは、粗悪なLEDランプを買ってしまったことでした。

ハロゲンランプは価格が高くて、しかも我が家は10灯もあったため、LEDにはなかなか買い換えられない、と思っていました。

ところが5年前、どこぞのものかわからないLEDランプがめちゃくちゃ安い!

失敗してもいいようなお値段だったので思い切って買ったところ、案の定失敗しました…。

 

なにが良くないかというと、明るさが全然感じられないこと、色も電球色と書いてありましたが真っ白で演色性の低いものでした。でもLEDなので全然切れない!ここだけは粗悪品といえどもLEDでした。

[AFTER] LEDランプを変えてみました!

いかがでしょうか?

うちの息子は帰ってきて「おおおおおおー!なにが違うかわからないけど、なんかちがーう!」と叫んでおりました。

ソファやテーブルなど明るさがほしいところがちゃんと明るくなっただけではなく、お部屋に立体感が出たような気がします。

使ったランプはLED5W(ハロゲン35W相当)が6灯、以前は9灯使っていたんですが6灯でも十分明るさを得られました。

今回も実は中国製のメーカーですが、最近amazonでのお買い物も上手になってきていろいろと調べました。

6灯のLEDランプの合計2,699円で、これだけ変化を実感できるなら、もっと早くするべきでした(ノД`)シクシク

 

すこし手を加えることで日常を変えてくれるのが、自宅インテリアの愉しみです♪

ちなみに照明器具はホコリと油で触りたくない状態になっていましたが、歯ブラシにセスキ水(水500mlに対してセスキ小さじ1)をつけてごしごし洗いました。べたべたがスルッと落ちました。

リビングにライティングダクトを使っているお宅は少ないと思いますが、ランプを蛍光灯色から電球色に変えたり、フロアランプやテーブルライトを足してみるだけでも、お部屋の変化を感じとれると思います。

何回続くかわかりませんが、年の瀬まであと少し、思い残すことのないように我が家とむきあってみたいと思います!

 

1 2 3 4 5 6 7 8 11