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2021-03-15

【京都】玄関の壁紙インテリアリフォーム

京都のお客様から、玄関・廊下部分の壁紙リフォームの提案をご依頼いただきました。

家で過ごす時間が長くなり、住んでいたおうちを少しずつ直されているお客様、去年からお手洗い、お風呂と脱衣場の壁紙選びをお手伝いさせていただきましたが、今回は壁紙張り替えをメインに時間をかけて提案させていただきました。

実は壁紙の提案を含めると今回が5回目となるご依頼。

家具やカーテン、ラグや造作家具など、たくさんのアイテムを一緒にみてきました。お好みはわかっているつもりですが、テーマも課題もそのたびに違うので、いつもドキドキしながら完成までの日々を過ごしています。

今回も「これしかない!」という壁紙に出会うまで、そしてそれを完璧なかたちで仕上げるまで、緊張の日々でした。

BEFORE:玄関は家の顔、もうすこし明るさがほしい

Before:廊下の様子

廊下はとくに目立ったよごれや傷みはなく、きれいに使われていらっしゃいました。ただ和紙がつかわれた壁紙で拭くことができないため、スイッチ周りなどはすこし変色も。また照明が壁のブラケットのみで、すこし暗さを感じました。

BEFORE:玄関
BEFORE:玄関

ニッチ(写真右手奥)が印象的な玄関、お客様からのご要望は土間の照明をアンティークなど印象的なものにしたいということでした。ペンダントライトだけでは明るさが十分ではないので、下駄箱周りや階段の上がり口の明るさの確保が課題でした。

AFTER:クロスをアクセントにつかうことで、遠近感を感じる玄関に!

わたしからのご提案としては、ふたつありました。

ひとつはせっかく絵を飾って楽しまれているのに、明るさが足りないことで印象的にみえない、ということ。壁を明るく照らすことで、みせたい場所をきちんとみせることを心がけました。

ふたつめは奥に向かってL字に曲がる廊下の個性をいかしてあげること。クロスを片側のみにすることで、遠近感を感じ空間に広がりが出るし、奥へ向かう動線を感じさせることでウェルカミングな雰囲気もでるんじゃないかという狙いがありました。

そしてできあがったのがこちら。

照明はダウンライトにかえ、全体的に壁を照らしてくれるよう配置しました。いちばん奥は絵を飾るのに最適な場所なので、よりダイレクトに照らせるよう角度がかえられるユニバーサルダウンライトにしてあります。

壁紙はイギリスの壁紙ブランドSandersonのThackeray
壁紙はイギリスの壁紙ブランドSandersonのThackeray

悩みに悩んで決めた壁紙がすばらしくて、もともとの建具や床の濃い目のブラウンをとても美しくみせてくれています。

以前ダイニングにウィリアム・モリスの壁紙をご提案してから、柄のおもしろさや輸入壁紙の色の豊かさを気に入ってくださったお客さま。今回も柄物を、とオーダーいただいたものの、この壁紙にたどり着くまでにはとても時間がかかりました。

いちどウィリアム・モリスの壁紙を見てしまうと、なかなかそれを超えられる壁紙に出会えなくなります。なにせ相手は150年以上世界中から愛され続け、いまなお熱狂的なファンをもつブランドです。柄の奥行き感や表現の豊かさ、色の深さなど見れば見るほど圧倒されます。

それだけ個性的な世界観をもっているので、玄関のように家具がない場所だと「ザ・ウィリアム・モリス」になってしまう。もちろんモリスがお好きなのでそれでもいいのですが、玄関にはちがう雰囲気もたのしんでいただきたいというジレンマがありました。

玄関:アンティークのペンダントライト
玄関:アンティークのペンダントライト

同じイギリスから生まれた壁紙メーカーSandersonのThackerayという壁紙に出会ったときは、心臓がドキドキしました。玄関のように小さい空間でつかってもうるさくない、かすれたような風合いです。シャンパンゴールドの色合いも、建具やフローリングの色にぴったりです!

アンティークのペンダントライトは乳白色のガラスに縦の筋がうっすらと透けてみえてとてもうつくしい照明です。チェーンと真鍮が壁のゴールドをひろって、存在感が増しています。

下駄箱上部には間接照明を仕込みました
下駄箱上部には間接照明を設置しました

玄関をアンティークのライトにかえることで、下駄箱の中が見えにくくなっては大変です。また写真左側が階段の登り口で、すこし明るさが足りてないのですが、構造的に照明を設置することがむずかしい場所でした。

そこで下駄箱上部に間接照明を仕込むことに。壁や天井を照らすことで、反射光が得られます。

もうひとつのドキドキ、それは…

今回出来上がるまでにもうひとつドキドキだったのが、壁紙の施工でした。紙製で厚みのない輸入壁紙は、どうしても下地のデコボコを拾いやすい素材です。今回はリフォームなのに加えて、もともとの壁紙がはがしにくいもので、わたしも職人さんも、とても神経をつかいました。

いつもよりだいぶ施工に手間がかかり、工事日数の見通しも立ちにくい中で、信頼して任せてくださったお客様に感謝です。仕上がりはとてもきれいで、心底ホッと胸をなでおろしました。

いつも納品が終わると素敵な感想をいただきます。今回は同居されているお母様が玄関をみて、「夢のよう」といってくださったそうです!そんな感想をいただけるなんて、わたしが夢のような想いでした。

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