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2014-06-05

通販で買うアンティーク!気をつけるポイント【失敗しない家具選び】

みなさん、家具はどのように購入されていますか?

私が横浜に住んでいた頃は、家具は当然現物をみて購入するものだと思っていました。ところが2005年に京都の北部、山の奥に転居してはじめて、希望の家具を実際にみて買うのがいかに難しいかを知りました。

近所に好みの家具屋さんがないという方、多いのではないでしょうか。

通販なら叶う!理想の家具と出会える!

DECO-TEで手配させて頂いた家具

DECO-TEではヴィンテージなど一点ものの家具も多く使っていて、お客さまのご要望にあった一点ものを、短期間で探すのは大変な作業です。でもせっかくご依頼いただいたお客様にベストな家具を提案したいので、家具選びは妥協できません。

そんなときに助けてくれたのが、通信販売でした。
日本国中、世界中から素敵なアイテムを手に入れることができ、コツさえ覚えれば失敗も最小限ですみます。

そこで今日は通販で購入する際に気をつけるべきポイントを5つにまとめてみました。

①直接体に触れる家具は、現物をみて決める

お客様とソファを見にショールーム巡り

人間工学的に家具を分類すると、3種類にわけられます。

  1. 人体系家具(アーゴノミー系家具)…直接人体を支えるための家具、椅子やベッド等。
  2. 準人体系家具(セミアーゴノミー系家具)…食事や書き物のさいにモノを支えるための家具。調理台や机等。
  3. 建物系家具(シェルター系家具)…収納や遮断のための家具。戸棚、タンス等。

私は1.の人体系家具、直接体に触れる家具は極力通販では買わないようにしています。

ソファやベッド、また高さ関係が重要なダイニングテーブルと椅子のセット等は必ず自分の体で確認しましょう!たとえ高い交通費を払う必要があっても、それは必要経費です!

だってその後何十年と使う家具、しかも人体系家具って大きいんです。インテリアや居心地に与える影響ははかりしれません。

②お店のことを知る、あるいは試しに小さいものを買ってみる

ネットショップは写真が大事なので、どこも素敵にスタイリングされています。ところがなかには「うますぎる」お店が…。

写真と実物がかけ離れていたり、傷がある部分が写真に写ってなかったり。アンティークの場合は傷も味とはいいますが、その度合いは好みの問題だったりします。

ヴィンテージ、フクロウの貯金箱

私が最初にネットショップで買ったヴィンテージは、ふくろうの貯金箱。状態もよく、色や質感なども写真通りでした。お店の対応や梱包の丁寧さもよくわかります。小物なら手頃な価格で手に入るので、小さなものから自分にあうネットショップを見つけていくのはおすすめです。

ヴィンテージを小物でとりいれていくのはとっても楽しいですよ!

③アップをよくみる!あるいは写真を送ってもらう

ラグのアップ

商品のアップを見ると、質感がよくわかります。このラグはウールの糸を束ねて、刺繍のように模様をつくっているのが写真でわかりました。

もしほしい家具にアップの写真がない場合、ネットショップにお願いして写真を撮ってもらいましょう。ちゃんとした家具屋さんなら快く引き受けてくれるはず。そのとき「傷等もあったら教えてください」と、こちらの心配事を伝えてみるともっとスムーズです。

④搬入径路を確認!その家具、おうちに運べますか?

外から家に入るまでの経路を確認しておきましょう

これはかなり重要!その家具、買ったはいいけどお家に入る?棚やテーブルなど大きめの家具の場合は、あらかじめお店の人に

・住んでいるのがどんな場所か(マンションor戸建て、Ev.や階段の有無)
・出入り口の寸法

などを伝えて確認しておきましょう。配送方法も含め、家具屋さんと相談することをおすすめします。

⑤届いたらすぐ開梱!しっかり確認!

ヴィンテージ照明の梱包

アンティークやヴィンテージは、丁寧なお店であればあるほど、ものすごい梱包をされてやってきます。だからついつい「あとで(取付ける時に)開梱しよう」なんて後回しにしがち。

でもそれは絶対ダメ!
繊細なアンティークは、輸送の振動等で塗装がひびわれたり、ゆがんだりすることがあります。

もし購入前に聞いてなかった傷や不具合があれば、すぐお店に連絡をして問い合わせをしてください。お店が入っている運送保険で補償や修理をしてくれる場合があります。

最後に…

ネットで買い物できるようになって、ずいぶん選択肢がひろがりました。

ポイントさえ押さえれば、通販もこわくない。世界中からあなたの部屋にぴったりのアイテムを見つけてくださいね。

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