2016-12-14
赤い壁紙 -2 寝室編
アイアンベッドで本を読むアメリ、有名なシーンです。
寝室もやっぱり赤い壁紙、金のくし型と水玉の模様が散らしてあります。
額縁の金とうまくなじんで、赤でもやさしい印象のお部屋になっています。
アップでよくみると、壁紙の下は無地の腰壁になっています。
腰壁を回すことで部屋全体の重心が低くなり、さらに落ち着く部屋作りになっています。
輸入ファブリックや壁紙を扱うマナ・トレーディングでは素敵な赤の壁紙をたくさんみることができます。
日本のメーカーでも「赤の壁紙」がありますが、赤ってとてもむずかしい色。
ちょっときつすぎたり、ちょっと茶色すぎたりしちゃうのです。
なのでアメリの赤い壁を目指すならぜひ一度ショールームで本物をみていただければと思います。
赤い壁、憧れるけどなかなか取り入れるには勇気がいります。
色のついた壁になじみのないから、というだけではなく、
壁をより強く意識させられるから、というのも理由のひとつだと思っています。
日本人は穏やかな自然に恵まれ、外とつながる空間にずっと慣れ親しんできました。
だから石造りで開口部の少ない、穴倉みたいなお部屋には息苦しさを感じるかもしれません。
でもそんな「穴ぐら」的な雰囲気こそ、社会とうまくなじめず、
自分の世界に閉じこもりがちなアメリの気持ちをあらわしています。
そこに居心地の良さも感じられる。
アメリの部屋にするなら、今までの意識を変えて
「こもる!」
という心構えでインテリア作りをしてみてはいかがでしょうか?
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